情報は公開の時代 APIとは

APIとは

【API】とは、アプリケーションプログラムインターフェイスの略です。

正式名称を聞いても、なかなかわかりづらいですね。

要約すると、プログラミングの際に使用できるルール、関数等の集合の事を指します。

ソフトウェア開発の際、いちから全てを作るより、APIを利用すればもともとあるプログラムを呼び出して、その機能を組み込んだソフトウェアを開発することが可能になります。

現在Webサービスの提供事業者(google,Twitter等)は自社サービスを普及させるために自社サービスの機能の一部などを積極的に公開しています。

また、この時に利用される仕組みもAPI(WebAPI)である。

逆に既に広く普及しているサービスと自社のアプリケーションやWebサービスをAPIで連携させることで、自社サービスの価値を向上させることもできます。

有名なところでいうと、Amazonで扱っている商品の売上ランキングデータをAPIによって取得して、自社のホームページに表示するサイト等がこの仕組みを使っています。

なぜAPIが普及したのか

このように便利なAPI(WebAPI)なのですが、普及した背景について見ていきましょう。

  • 政府のオープンデータ政策

インターネットでデータを公開する場合はAPIを用意するという「オープンデータ政策」が政府で進められています。

このような国の取り組みが公開データを「プログラマブル」にするということでデータの共有が促進するきっかけとなっています。

  • 業界の敷居が低くなり競争激化

例えば電力は東京電力など、今まで発電する事業者しか販売できなかったのですが、2016年からは異業種からの参入が可能となりました。

また、通信インフラを持たない事業者がMVNO(仮想移動体通信事業者)として移動体通信サービスを行うことができるようになりました。
そしてAPI公開に一番遠い存在だった金融業界がついに禁断のAPIオープン化に着手しました。業界の敷居が劇的に低くなった象徴はFinTechブームです。

金融業界では、顧客の資産を預るために高いセキュリティ基準が要求され、常に激しい競争にに晒されているため、自社単独でコストをかけて開発するのではなく外部の資源とアイデアを活用しながら開発する必要が出てきたのです。

  • 個々の力がつながる社会の形成

SNSなどで個々の力が発信され、共感を生むようになってきたことで、システムの在り方も変わりつつあります。

今までは、企業内のデータを活かしてビジネスを展開していましたが、最近では個人を含む不特定多数の人とのつながりのデータを活かしてビジネスを展開する必要性がでてきたのです。

このように普及してきたAPI(WebAPI)は単なる便利ツールではなく、経済圏を創出する効果が期待されています。今まではネット産業でのAPI公開が多かったのですが、今後はユーザー企業がビジネス戦略の一環としてAPI(WebAPI)公開する動きがますます強まってます。

自社サービスにAPIを活用するべき理由

APIには明確なビジネス上のメリットがあるものの、運用の面でも幾つかメリットをもたらします。

  • APIは余計な作業を減らす。

APIを利用することにより、運用およびインフラの一部をその領域のプロにアウトソースすることが可能になります。

  • APIはより幅広いアプリのエコシステムに接触することが可能になる。

インフラの一部をエキスパートに委託する機会が増えると、エキスパートとのつながりも増えます。

  • APIは新製品を作り & テストする上で役に立つ。

独自のAPIを公開すると、顧客&パートナーのエコスシテムが活用するビジネスを公開することになり、新たなビジネスの機会が生まれる可能性があります。

感想

現代は大量のデータを収集して解析をするマーケティングが主流になっています。

そんな中、各人気のWebサービスのユーザーデータなどがAPIを通じて誰でも収集可能になっています。

ビックデータと聞くと、費用がとてもかかったりマーケティング分析がとても大変なイメージになりますがSNS・自社サイトなどからもAPIデータを収集・分析するだけでもクライアント・見込み客のマーケティングが可能だと感じます。